
こんにちは。
管理人の葉蔵(ようぞう)です。

アシスタントの未亡人です。
エルデンリングをクリアしたレビューです。
ソウルシリーズは経験済み、特にSEKIROとBlood bornはトロコンするまでやり込みました。
やりこみ度 | 超スゴい | |
難易度 | 超スゴい | |
グラフィック | 普通 | |
オススメ度 | スゴい |
簡潔に言うならばオープンワールドとなったダークソウルです。
- クリア時間と周回要素
- これまで作品との違い
- 良かった/悪かったところ
- 初心者でも楽しめる?
クリア時間

探索をがっつりしつつ、クリア時間は90時間ほどでした。
そのときのレベルは100を少し超えたくらいです。

夢中になりすぎてスクショを撮るのを忘れてしまったw
公式によるとクリア時間は30時間ほど。
しかし、あくまで最短で攻略したときです。

現在のトロフィー達成率はこんな感じ。
トロフィーの条件自体はそんなにキツくないですが、一部トロフィーはイベント進行と周回プレイをする必要があります。
周回について

エンディングを迎えるとこのまま二周目に突入するか、現在の周回を継続するか選べます。
取りこぼしたアイテムや倒していないボスがいる場合は、クリア後に回収することができます。
しかし、NPCイベントに関しては時限性のものやエンディングに関わるものもあるので、
クリア後にすべてのイベントをこなすは不可能です。

一周目での寄り道はほどほどにして、クリアを急ぐこともできる訳ね。
引き継がれる要素
- マップ
- 装備/消費/強化アイテム
- 戦灰/魔法
- 聖杯瓶の強化
- 所持ルーン
引き継がれない要素
- 解放した祝福
- 鍵系アイテム
鈴玉※- 大ルーン
※鈴玉はアップデートにより、クリア後に引き継がれるようになりました。
従来作品との違い

- オープンワールドとなった
- 馬での移動
- 霊体を召喚できる
- ステルス要素
オープンワールド

これまでのソウルシリーズは進行度に合わせて、いけるエリアが限られていました。
しかし、エルデンリングは序盤の状態でも強敵がひしめくマップに行くことができます。
もちろん、進めないと行けない場所もありますが、ゲーム進め方はプレイヤー自身に全て委ねられています。

つまり、序盤の弱い状態でも強いボスと戦えたりするってこと?

そういうこと。
裏を返せば序盤から強力な武器を入手することもできる。
馬での移動

ゲーム序盤で『霊馬トレント』という馬を入手することできます。
霊馬はいつでも呼ぶことができ、馬を利用しなければ行けない場所も存在します。
城や洞窟などのダンジョンでは呼べません。
この霊馬によってだだっ広いフィールドをノンストレスで移動でき、面倒な雑魚敵を無視して突破することも可能です。

霊馬って設定もいい。
乗り物がある多くのゲームは、乗り物を探したりするワンアクションがある。
けど、霊馬トレントはアイテムを使えば、一瞬でプレイヤーを背に乗せて移動できる。

ゲームの『世界観』と『ユーザービリティ』がうまく共存しているんだね。
遺灰での霊体召喚

霊体とは、プレイヤーに協力してくれる味方のことです。
敵モブや中ボス、一部のNPCを霊体として召喚でき、どれも個性的。
霊体を強化していくと攻撃力が上がるだけでなく、共に戦える時間も増えていきます。
霊体を強化する素材は、各地に点在する『地下墓』を探索することにより入手可能。
また、強化素材は、特定のアイテムを拠点にいる商人に渡すことで購入できるようになります。

ボス戦はもちろんのこと、強力な敵が多くいるエリアで使用可能。
霊体によっては状態異常を蓄積させたり、囮になってくれます。
ガードカウンター

盾で防御した後、強攻撃で反撃することができます。
ガードカウンターはダウン値が高いです。
通常の雑魚敵であれば、『致命の一撃』で大ダメージを当てることができます。
従来作品はパリィやバックスタブ(背後に回って致命を取ること)でのみ、大ダメージを与えることができました。
致命の一撃に関して言えば、本作はそのハードルが下がったと言えるでしょう。

近接戦闘はやりやすくなったけど、難易度が下がった訳ではない。
敵に囲まれることを避けて、慎重に倒していくのがベスト。
ステルスとスニーク

多数のオープンワールドゲームでおなじみの『ステルス要素』が本作から採用されました。
※SEKIROにはすでに採用されていました。
敵の集団をやり過ごしたいときや、気付かれていない敵に対して背後を取ることができます。
ステルス状態での最初の一撃は攻撃力が増し、弱い敵であれば『致命の一撃』一回で倒すこともできます。
侵入

従来作品はオンラインプレイ時であれば、常に他プレイヤーに侵入されるリスクがありました。
しかし、今作はアイテムを使わなければ侵入されることはありません。
賛否が分かれる要素ではありますが、シリーズ初心者にとっては親切な改変だと思います。

過去作で始めて侵入されたときはマジでビックリしたw
特殊な復活地点

復活できる場所は祝福(篝火)以外に『マリカの楔』があります。
これはボス部屋の前や、強敵がひしめくエリアにおいてあります。
マリカの楔の周辺で死亡すると、最後に休んだ祝福かマリカの楔で復活するか選択できます。

この要素によりボス部屋までのルートを短縮できるので、かなり快適です。
良かったところ

- 戦技の続投
- どんなやり方もできる自由度
- 底なしのやり込み度
- 難しいけど快適なゲームバランス
特殊技“戦技”

戦技とは武器についている特殊な技です。
FP(他ゲームで言うところのMP)を消費して使います。
※ダークソウル3では既に採用されていました。
魔法のような補助的なものから一気にダメージを稼げるもの、様々な戦技があります。
戦技はユニーク武器を除いて、あらゆる武器に付け替えることが可能。
ショップでの購入やボスの撃破、探索で手に入ります。
※武器の種類を限定した戦技もあります。

戦技は本当に数が多くて、探索する理由付けの1つとなっている。
ソウルシリーズおなじみの『パリィ』も戦技の位置づけになっており、
パリィは盾以外にもつけることができます。
パリィのコツ・練習方法の記事は↓こちらから

おすすめ盾の記事は↓こちらから

戦技の例
攻略する際にメインで使っていた戦技を紹介します。
猟犬のステップ

通常武器のすべてに付けることができ、スピーディな戦闘が楽しめます。

束の間の月影

ユニーク武器『名刀月隠』の専用戦技。
居合の構えから通常攻撃・強攻撃で、モーションが変化します。
強靭削りが高く、『致命の一撃』が取りやすいのが特徴。
序盤から入手可能で、とりあえずは持っておきたい一振り。

圧倒的自由度

チュートリアルが終わると、プレイヤーの目の前にはあまりにも広大な『狭間の地』が広がります。
オープンワールドゲームにありがちなゲーム進行を手伝うような指示やマーカーなどはありません。
探索したり、NPCに話しかけたりして、能動的にヒントを得る必要がありますがヒントを求めてもいいし、求めなくてもいいのです。
「あとはお好きにどうぞ」
と言った感じで、プレイヤーは自由さの中に放り出されます。
この自由度こそ、エルデンリングを構成する重大な要素の1つです。

不親切なくらい自由ってことね・・・
底知れないゲーム体験

本作の舞台である『狭間の地』は、広大でありながら細かく精巧に作りこまれています。
「ここの通路はまだ行ってないな」と思い寄り道してみると、地下深くにダンジョンが広がっていたり、強大なボスが待ち受けていて・・・となります。
正規のルートから逸れて探索すると、強力な装備を入手できたり、イベントが発生したりします。
そんな思わぬ「発見」があるのです。
本作における「なんとなく」は、ゲーム体験をさらにのめり込ませる要素と言えるでしょう。

探索こそエルデンリングが時間泥棒たりえる所以。
時間の感覚がマジでズレてくる・・・。
ゲームバランス

今作のボスはかなり強く感じました。
特に序盤のボス『マルギット』です。
エルデンリングのボス戦は前述の『遺灰』が使えます。
しかし、序盤の時点では遺灰も弱く、囮にしていてもそのうちやられてしまいます。
多くの場合、ボスに勝つ方法としては探索やLv上げを充分にした上で挑戦することが必要です。
しかし、結局プレイヤーはボスの動きを覚え、倒せる立ち回りや戦略を模索しなければなりません。

「こんなの無理だ。勝てない」
と思ってもだんだん勝ち筋が見えてきて、ようやく勝ったときの喜びは健在。
悪かったところ

プレイしていてあまり悪いところは感じませんでしたが、個人的に気になったところをまとめました。
強すぎる戦技の存在

難易度の高いゲームには『救済措置』があるものです。
それはエルデンリングも例外ではありません。
俗に言う、『ぶっ壊れ』と言われるものが多数存在しています。
なかでも特に目立つのが『霜踏み』という戦技です。
※ver.1.03で下方修正(ダメージ・攻撃速度半減)されました。
パッチ詳細は公式サイトで確認できます。
他の戦技との比較対象になるほどです。
序盤で入手できる上に消費FPの燃費がよく、敵集団に対して大ダメージを与えることができる戦技。

霜踏みは確かに強いけど、使わなければボスに勝てない訳じゃない。
それに見た目もあまり好きじゃない。

強い戦技を使わなくてもボスを倒せるゲームバランスな訳ね。

時間はかかるけどな。
プレイスタイルは人の数だけある。
正面戦闘するもよし、卑劣に倒すのもよし。
霜踏み比較動画
シリーズ未経験でも楽しめる?

結論から言えば、まず楽しさは半減します。
その理由として、
- シリーズの由来の小ネタが多くある
- 攻略時の直感的なノウハウ
- トライ&エラーを繰り返すゲームシステム
があるからです。
万人受けはしないゲームなので、好き嫌いはハッキリ分かれます。
以下にソウルシリーズの特徴をまとめました。
- シリーズ特有の操作性
- ターン性を意識した戦い方
- 強い装備が隠し道にあったりする
- キャラ育成をミスると詰む
- ストーリーがすごく難解
- 難易度設定がない
- 理不尽な死に方をする
- 戦闘時のスタミナ管理は必須
- こちらからは開かない

ソウルシリーズはまさしくゲーマー向けのゲーム。
ゲーム自体あまりやらない人にはオススメできないかも。
向いている/向いていない人
- ダークファンタジーが好き
- やりがいのあるゲームがしたい
- ゲームは挑戦するもの
- ビルド考察が好き
- 何度死のうが再戦してしまう
- 寄り道が大好き
- ストーリー考察が好き
- ゲームはゆるく楽しみたい
- 爽快感のあるアクションが好き
- 映画のようなゲームがしたい
- クリアできればそれでいい
- ストーリーは気軽に楽しみたい
- 自分のあった難易度でプレイしたい

エルデンリングのプレイスタイルは無限にある。
でも、その難易度ゆえに強い武器や強い戦法に頼らざるを得ないところがある。
従来作品と比べてプレイしやすい仕様

本作は新要素によって、攻略時にプレイヤーが優位に立てるタイミングが多く存在します。
ステルス状態で大ダメージを与えたり、霊馬での騎馬戦、戦技で敵をかっこよく倒したりできます。
ボスにおいても同様で、遺灰を強化していけばかなり戦闘が楽になります。
エルデンリングは戦闘のハードルにおいて、ユーザーに歩みよったゲームだと感じました。
ソウルシリーズらしい理不尽なほどの難易度は健在。
新要素を駆使して攻略していけば、必ず楽しめるように出来ています。
上記の向いていない人に当てはまってしまっても、少しでも興味があるのならプレイしてみることをオススメします。

未プレイの人は新たな世界に触れてみるのも面白いかも。
「宇宙は空にある」
やりすぎ注意!

発売前からかなり期待していましたが、その期待を遥かに超えてきたゲームです。
やりすぎて昼夜逆転してしまったくらいです・・・。
朝までやって寝不足で出勤し、そして帰ってきたらまたプレイする・・・。
といった生活を一週間近く続けていました。

時間に置き去りにされる・・・。

アホ過ぎて草。
- 自由度がスゴい
- 新要素でプレイしやすくなった
- 底知れないボリューム感
- 完成されたゲームバランス
- 一部戦技がぶっ壊れ
- 万人受けはしないゲーム
- 時間を忘れる没入感
それでは今回はこのへんで・・・。